日本国では、鍼灸師(はり師、きゅう師)は、医師・歯科医師と同様に文部科学省あるいは厚生労働省に認可を受けた学校を卒業した後、国家試験に合格した者に与えられる国家資格です。
また、鍼灸院の衛生管理等は保健所の管理下にあり、開設には保健所の許可が必要です。
ですからご安心下さい。
これまではり療法で感染したという報告はありません。
また、当治療室ではディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)を使用しており、一人の患者さんに使用した鍼はその場で廃棄しております。
その他器具も高圧減菌機で消毒しています。
したがって感染の心配は全くありません。ご安心ください。
痛くありません。
はりというと注射をイメージする方が多いかもしれません。
また、お裁縫の時に誤って指を刺してしまい痛かったことを思い出されるかもしれません。
しかし、施術に使用する鍼は直径0、14ミリほどの髪の毛ぐらいに細い鍼です。
これをその人の身体が求めている場所に求めてる分だけそのお身体に聴きながら、そのお体に随って鍼をしていきます。
決して無理に刺したりはいたしません。ですから痛くありません。
鍼をしているにもかかわらず、「鍼はいつするのですか?」としょっちゅう尋ねられるほどです。
痛いはりをする鍼灸師もおられますが、私自身痛いことは苦手ですので、痛みのない、ソフトな治療を心掛けています。
いってみれば、身体の中をさわやかに風が吹き抜けていって雲を払うような、心地よい施術です。
赤ちゃんや子どもさんも気持ちよく受けておられますよ。安心してお受けください。
どうしても不安だという方には刺さない施術も行います。
お気軽にご相談くださいませ。身体に刺すことのできない下の写真のような鍼を使用してます。
ご年配の方に、大きな灸痕のある方がおられますね。
そんな痕をみると、お灸がこわいという気持ちになります。
私は痛いのも苦手ですが、熱いのも苦手です。
とてもそんな大きなお灸には耐えられそうにありません。
自分がされると嫌なことはなかなか他人にできませんね。
そこで、途中で消すお灸をします。
症状や体質にあわせて、温もりを感じるあたりやすこし熱を感じるあたりでお灸を消しています。
また、症状によって、燃やしきるお灸をすることもありますが、その場合もゴマ粒より小さいお灸です。
このため、ほとんど痕も残りませんし、「熱くなく熱い」気持ちいいお灸です。是非お試しくださいませ。
鍼灸療法には薬のような副作用や習慣性はありません。
飲み薬の場合、作用する場合を限定することはできません。
胃腸から吸収されて血液とともに全身に廻ります。
目的の場所に作用するのは一部だけで、のこりは他の場所に作用してしまいます。
そのため副作用があります。
また長期間薬を服用していると、胃腸や、解毒作用を行う肝臓、排泄作用を行う臓腎臓に負担をかけ、機能低下をまねく恐れがあります。
鍼灸も全身に行いますが、身体の症状に合わせて行いますので安心してご利用して頂いております。
症状の重さ、体質、年齢、生活習慣等によって異なります。
効果の現れ方は様々です。
そのため、回数や頻度等をあらかじめ決めることはできません。
一般的には、どんな症状でも早い処置をすることが良いと言われています。
初診から3回目の治療までは3.4日の間隔で治療したいと考えています。
症状によってはそれまでに施術を終了することもありますが、症状によっては回数を重ねて頂く必要があることもあります。
週1から週2の施術を継続して頂きたいと考えています。
症状が楽になられても、体調の管理や健康増進のために、週1回や月に1~2回などその人のペースでご利用いただいております。
とてもおおまかですが、30分から1時間をみておいてください。
ゆったりコースの場合は1時間から1時間30分ほどかかります。
肘から先と膝から先、お腹、背中がめくれる服装が望ましいです。
治療着もご用意しておりますので着替えていただくことも可能です。